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漢方内科 所長からのメッセージ

気血水とは?

漢方医学においては、ヒトの体は気(き)、血(けつ)、水(すい)の3要素が体内を循環することによって維持されると考えています。
気とは、「元気」の気、「気力」の気、「気合い」の気です。
気とは目に見えない生命エネルギーです。つまり、ヒトの体における精神活動、機能活動を「気」と名付けているのです。
一方、「血」と「水」は兄弟のようなもので、いずれも身体を潤し、栄養を与えて支える体液で、赤い色をしたものが「血」で、無色の液体を「水」としています。
「血」と「水」は「気」の働きを担って身体内を循環しています。

ヒトの体における「気」「血」「水」の3要素は、たとえればちょうどSL(蒸気機関車)の動きに似ています。
高温の蒸気は目で見ることはできませんが、この蒸気がピストンを動かして駆動輪が回り、SLは動きます。
しかし、蒸気は石炭や水がなければ生まれません。
体の働きや病気の状態を考える時、この「気」「血」「水」の3要素が重要なキーワードとなっているのです。

漢方の診察では、これらの体の機能を維持する気血水の3要素のうち、変調をきたしているのはどの要素なのかを、患者さんからお話を聞いたり、診察をすることを通して判断し、それを改善するための生薬が配合された漢方薬を選んでいます。
不調が続いている方、漢方を試してみたい方などお気軽にご相談ください。
お話を伺い、お一人おひとりにあった漢方薬を選ぶため通常の診察よりお時間いただく場合がございます。
申し訳ありませんがあらかじめご了承ください。

所長 松岡角英(日本東洋医学会認定漢方専門医・日本東洋医学会認定漢方専門医)より

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